緊急地震速報とIIJ

IIJは、4月1日に緊急地震速報を配信するtwitterアカウント@quake_alertを開設しました。また、5月6日からは、英語版@quake_alert_en、フランス語版@quake_alert_fr、韓国語版@quake_alert_krも開設しています。

そもそもIIJがどうして緊急地震速報を配信しているの?という疑問お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。IIJは2007年からIIJのお客様向けに気象庁が発表する「緊急地震速報」を再配信するサービスを提供しています。このサービス用に、IIJには気象庁(気象業務支援センター)と専用線で結ばれた配信設備があり、緊急地震速報を簡単に扱える環境を持っていました。

そして、3月11日の地震発生後。IIJも何か世間のお役に立てることはないかと考え、いくつかの取り組みを実施することになりました。そういった流れの中で、緊急地震速報を扱っていた担当者がtwitterに速報を投稿することを思いついたのです。とはいえ、速報を投稿するためのプログラムなど用意していませんでしたので、急遽新規にプログラムを開発し、4月1日から正式に公開となりました。

ということで、今回はIIJが配信している緊急地震速報ってどんなものなのかを紹介してみようと思います。この記事は、緊急地震速報の担当者(twitter botも担当)のアプリケーションサービス部 岩永さんと一緒に執筆しています。

緊急地震速報とは

まず最初に、IIJがお客様向けに配信している、緊急地震速報について紹介しましょう。前述の通り2007年からIIJはインターネット接続サービス(専用線・フレッツ等)をご利用の法人に、緊急地震速報を無料で配信しています。

緊急地震速報(気象庁Webより引用)
緊急地震速報(気象庁Webより引用)

緊急地震速報とは、地震による被害の軽減を目的として気象庁がとりまとめて発表しているものです。日本全国に配置されている地震計の情報を集約し、どこかで地震が発生した際には可能な限り早く(できれば地震が到達する前に)関係各所に情報を伝える仕組みが整備されています。TV画面に割り込んでくる地震速報や、携帯電話に通知されてくる地震速報の元になっている情報というと、わかりやすいでしょうか。

この速報は、財団法人気象業務支援センターと契約することで直接受信することも可能です。しかし、受信のためには専用の回線もしくは、IP-VPNサービス1を利用する必要があり、受信のハードルが少々高いと思われます。そこで、IIJでは、IIJデータセンター内に気象業務支援センターと接続するための設備を設置し、ここで受信した情報をインターネット経由で再配信することで、専用設備を持たない利用者でも緊急地震速報を利用できるようにしました。これがIIJの緊急地震速報サービスです。

速報の仕組み

さて、この緊急地震速報。「緊急」且つ「速報」と重ねて宣言されているとおり、とにかく急いで配信することが重要です。また、大変重要なデータを扱うシステムですので、配信側と受信側で常に通信が確立していることを確認し続ける必要があります。ということで、緊急地震速報の配信には以下のようなシステムが用いられています。2

IIJ緊急地震速報サービスの提供イメージ

気象庁からの情報を受けるIIJのサーバは、二箇所のデータセンターにそれぞれ独立して設置され、気象業務支援センターの配信システムと専用線で接続されています。万が一、何かのトラブルで片方のデータセンターの通信が途絶したとしても、もう一つのデータセンターで受信と再配信ができるようになっています。
気象業務支援センターとIIJ、また、IIJとお客様の受信設備の間は、常に通知が可能なようにTCPの接続を確立した状態で維持されており、一定間隔でkeep alive電文が送られています。もし、受信側がこのkeep alive電文に対して応答をしないと、接続断が発生していると判断し、再接続の要求または接続の再受付を行います。また、IIJのシステムでは、あらかじめ登録してあるメールアドレスに接続断があったことを通知
するような仕組みも設けています。
このように、配信サーバが受信側の健全性を常に確認し続けることで、情報を確実に送り届ける仕組みを維持しています。

また、気象庁の発表自体も「緊急」を意識したものになっています。
緊急地震速報では地震を検知した直後に「第1報」が配信されますが、第1報は震源地や震度の情報が不十分・不正確なことがあります。これは多くの地震計からのデータを待って正確な推定をするよりも、とにかく速報を優先させるという考えに基づいているからです。
その後、気象庁に追加の情報が入ってくると、そのたびにより精度の高い推定が行われ、各受信者には続報が配信されます。一つの地震で10報以上の続報が配信されることも少なくなく、大規模地震の時には大量の情報が配信サーバを飛び交うことになります。

※クリックで電文が展開表示されます

第1報
37 03 00 110311144645 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分45秒
気象庁発表

緊急地震速報(予報)(第1報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M4.3程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

最大震度 1程度以上と推定
=
第2報
37 03 00 110311144646 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分46秒
気象庁発表

緊急地震速報(予報)(第2報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M5.9程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

マグニチュードが変わり、予想される最大震度が大きくなりました。

最大震度 3程度以上と推定
=
第3報
37 03 00 110311144647 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分47秒
気象庁発表

緊急地震速報(予報)(第3報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M6.8程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

<主要動の到達予測>
宮城県中部 震度4 程度 14時46分52秒頃以降
宮城県北部 震度4 程度 14時46分53秒頃以降
岩手県沿岸南部 震度4 程度 14時46分55秒頃以降
岩手県内陸南部 震度4 程度 14時47分00秒頃以降
岩手県沿岸北部 震度4 程度 14時47分02秒頃以降
宮城県南部 震度4 程度 14時47分02秒頃以降
福島県浜通り 震度4 程度 14時47分03秒頃以降
=
第4報
37 03 00 110311144648 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分48秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第4報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M7.2程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

<主要動の到達予測>
宮城県中部 震度4 から5弱程度 14時46分52秒頃以降
宮城県北部 震度4 程度 14時46分53秒頃以降
岩手県沿岸南部 震度4 程度 14時46分55秒頃以降
岩手県内陸南部 震度4 程度 14時47分00秒頃以降
岩手県沿岸北部 震度4 程度 14時47分02秒頃以降
宮城県南部 震度4 程度 14時47分02秒頃以降
福島県浜通り 震度4 程度 14時47分03秒頃以降
福島県中通り 震度4 程度 14時47分10秒頃以降
山形県最上 震度3 から4 程度 14時47分13秒頃以降
岩手県内陸北部 震度3 から4 程度 14時47分13秒頃以降
秋田県内陸南部 震度3 から4 程度 14時47分13秒頃以降
山形県村山 震度3 から4 程度 14時47分14秒頃以降

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 秋田県内陸南部 山形県村山

強い揺れに警戒してください。
=
第5報
37 03 00 110311144649 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分49秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第5報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M6.3程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

<主要動の到達予測>
宮城県中部 震度3 から4 程度 14時46分52秒頃以降

<警報対象の地域>
宮城県中部

強い揺れに警戒してください。
=
第6報
37 03 00 110311144650 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分50秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第6報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M6.6程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

<主要動の到達予測>
宮城県中部 震度4 程度 14時46分52秒頃以降
宮城県北部 震度4 程度 14時46分53秒頃以降
岩手県沿岸南部 震度4 程度 14時46分55秒頃以降

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第7報
37 03 00 110311144651 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分51秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第7報)

11日14時46分19秒頃
宮城県沖 M6.6程度
北緯38.2度 東経142.7度 深さ10km

<主要動の到達予測>
宮城県中部 震度4 程度 14時46分52秒頃以降
宮城県北部 震度4 程度 14時46分53秒頃以降
岩手県沿岸南部 震度4 程度 14時46分55秒頃以降

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第8報
37 03 00 110311144656 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時46分56秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第8報)

11日14時46分17秒頃
三陸沖 M7.2程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動の到達予測>
宮城県北部 震度4 程度 14時46分57秒頃以降
岩手県沿岸南部 震度4 程度 14時46分58秒頃以降
岩手県内陸南部 震度4 程度 14時47分03秒頃以降
岩手県沿岸北部 震度4 程度 14時47分04秒頃以降
宮城県南部 震度4 程度 14時47分04秒頃以降
福島県浜通り 震度4 程度 14時47分05秒頃以降
福島県中通り 震度4 程度 14時47分12秒頃以降

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り

強い揺れに警戒してください。
=
第9報
37 03 00 110311144702 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時47分02秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第9報)

11日14時46分16秒頃
三陸沖 M7.6程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動の到達予測>
岩手県沿岸北部 震度4 から5弱程度 14時47分03秒頃以降
宮城県南部 震度4 から5弱程度 14時47分03秒頃以降
福島県浜通り 震度4 程度 14時47分04秒頃以降
福島県中通り 震度4 程度 14時47分11秒頃以降
山形県最上 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
岩手県内陸北部 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
山形県村山 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
秋田県内陸南部 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
茨城県北部 震度4 程度 14時47分21秒頃以降
福島県会津 震度4 程度 14時47分22秒頃以降
山形県庄内 震度4 程度 14時47分27秒頃以降
山形県置賜 震度3 から4 程度 14時47分19秒頃以降
秋田県沿岸南部 震度3 から4 程度 14時47分30秒頃以降
青森県三八上北 震度3 から4 程度 14時47分32秒頃以降
新潟県下越 震度3 から4 程度 14時47分32秒頃以降
茨城県南部 震度3 から4 程度 14時47分33秒頃以降
秋田県沿岸北部 震度3 から4 程度 14時47分36秒頃以降
千葉県北東部 震度3 から4 程度 14時47分39秒頃以降
埼玉県南部 震度3 から4 程度 14時47分48秒頃以降

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度4 から5弱程度
宮城県北部 震度4 から5弱程度
岩手県沿岸南部 震度4 から5弱程度
岩手県内陸南部 震度4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県沿岸北部 宮城県南部
岩手県内陸南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第10報
37 03 00 110311144710 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時47分10秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第10報)

11日14時46分16秒頃
三陸沖 M7.7程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動の到達予測>
福島県中通り 震度4 程度 14時47分11秒頃以降
山形県最上 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
岩手県内陸北部 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
山形県村山 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
秋田県内陸南部 震度4 程度 14時47分15秒頃以降
山形県置賜 震度4 程度 14時47分19秒頃以降
茨城県北部 震度4 程度 14時47分21秒頃以降
福島県会津 震度4 程度 14時47分22秒頃以降
山形県庄内 震度4 程度 14時47分25秒頃以降
秋田県沿岸南部 震度4 程度 14時47分30秒頃以降
青森県三八上北 震度4 程度 14時47分32秒頃以降
栃木県北部 震度3 から4 程度 14時47分27秒頃以降
栃木県南部 震度3 から4 程度 14時47分32秒頃以降
新潟県下越 震度3 から4 程度 14時47分33秒頃以降
茨城県南部 震度3 から4 程度 14時47分33秒頃以降
秋田県沿岸北部 震度3 から4 程度 14時47分36秒頃以降
千葉県北東部 震度3 から4 程度 14時47分38秒頃以降
埼玉県南部 震度3 から4 程度 14時47分48秒頃以降
神奈川県東部 震度3 から4 程度 14時47分57秒頃以降

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度5弱程度
宮城県北部 震度4 から5弱程度
岩手県沿岸南部 震度4 から5弱程度
岩手県内陸南部 震度4 から5弱程度
岩手県沿岸北部 震度4 から5弱程度
宮城県南部 震度4 から5弱程度
福島県浜通り 震度4 から5弱程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第11報
37 03 00 110311144725 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時47分25秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第11報)

11日14時46分16秒頃
三陸沖 M7.7程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動の到達予測>
秋田県沿岸南部 震度4 程度 14時47分30秒頃以降
青森県三八上北 震度4 程度 14時47分32秒頃以降
栃木県北部 震度3 から4 程度 14時47分27秒頃以降
栃木県南部 震度3 から4 程度 14時47分32秒頃以降
新潟県下越 震度3 から4 程度 14時47分33秒頃以降
茨城県南部 震度3 から4 程度 14時47分33秒頃以降
秋田県沿岸北部 震度3 から4 程度 14時47分36秒頃以降
千葉県北東部 震度3 から4 程度 14時47分38秒頃以降
埼玉県南部 震度3 から4 程度 14時47分48秒頃以降
神奈川県東部 震度3 から4 程度 14時47分57秒頃以降

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度5弱程度
宮城県北部 震度4 から5弱程度
岩手県沿岸南部 震度4 から5弱程度
岩手県内陸南部 震度4 から5弱程度
岩手県沿岸北部 震度4 から5弱程度
宮城県南部 震度4 から5弱程度
福島県浜通り 震度4 から5弱程度
福島県中通り 震度4 程度
山形県最上 震度4 程度
岩手県内陸北部 震度4 程度
山形県村山 震度4 程度
秋田県内陸南部 震度4 程度
山形県置賜 震度4 程度
茨城県北部 震度4 程度
福島県会津 震度4 程度
山形県庄内 震度4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第12報
37 03 00 110311144745 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時47分45秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第12報)

11日14時46分17秒頃
三陸沖 M7.9程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動の到達予測>
埼玉県南部 震度4 程度 14時47分49秒頃以降
神奈川県東部 震度4 程度 14時47分58秒頃以降
青森県津軽北部 震度3 から4 程度 14時47分46秒頃以降
新潟県中越 震度3 から4 程度 14時47分46秒頃以降
群馬県南部 震度3 から4 程度 14時47分47秒頃以降
埼玉県北部 震度3 から4 程度 14時47分48秒頃以降
青森県下北 震度3 から4 程度 14時47分52秒頃以降
東京都23区 震度3 から4 程度 14時47分53秒頃以降

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度5弱から5強程度
宮城県北部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸南部 震度5弱から5強程度
岩手県内陸南部 震度4 から5弱程度
岩手県沿岸北部 震度4 から5弱程度
宮城県南部 震度4 から5弱程度
福島県浜通り 震度4 から5弱程度
福島県中通り 震度4 から5弱程度
山形県最上 震度4 程度
岩手県内陸北部 震度4 程度
山形県村山 震度4 程度
秋田県内陸南部 震度4 程度
山形県置賜 震度4 程度
茨城県北部 震度4 程度
福島県会津 震度4 程度
栃木県北部 震度4 程度
山形県庄内 震度4 程度
秋田県沿岸南部 震度4 程度
青森県三八上北 震度4 程度
新潟県下越 震度4 程度
茨城県南部 震度4 程度
秋田県沿岸北部 震度4 程度
千葉県北東部 震度4 程度
栃木県南部 震度3 から4 程度
秋田県内陸北部 震度3 から4 程度
青森県津軽南部 震度3 から4 程度
千葉県北西部 震度3 から4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第13報
37 03 00 110311144805 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時48分05秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第13報)

11日14時46分17秒頃
三陸沖 M8.0程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度5弱から5強程度
宮城県北部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸南部 震度5弱から5強程度
岩手県内陸南部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸北部 震度5弱から5強程度
宮城県南部 震度5弱から5強程度
福島県浜通り 震度5弱から5強程度
福島県中通り 震度4 から5弱程度
山形県最上 震度4 程度
岩手県内陸北部 震度4 程度
山形県村山 震度4 程度
秋田県内陸南部 震度4 程度
山形県置賜 震度4 程度
茨城県北部 震度4 程度
福島県会津 震度4 程度
秋田県沿岸南部 震度4 程度
栃木県北部 震度4 程度
山形県庄内 震度4 程度
青森県三八上北 震度4 程度
栃木県南部 震度4 程度
秋田県内陸北部 震度4 程度
新潟県下越 震度4 程度
茨城県南部 震度4 程度
秋田県沿岸北部 震度4 程度
千葉県北東部 震度4 程度
千葉県北西部 震度4 程度
埼玉県南部 震度4 程度
東京都23区 震度4 程度
神奈川県東部 震度4 程度
青森県津軽南部 震度3 から4 程度
青森県津軽北部 震度3 から4 程度
群馬県北部 震度3 から4 程度
群馬県南部 震度3 から4 程度
埼玉県北部 震度3 から4 程度
新潟県中越 震度3 から4 程度
青森県下北 震度3 から4 程度
千葉県南部 震度3 から4 程度
新潟県佐渡 震度3 から4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第14報
37 03 00 110311144825 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時48分25秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第14報)

11日14時46分17秒頃
三陸沖 M8.1程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度5弱から6弱程度
宮城県北部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸南部 震度5弱から5強程度
岩手県内陸南部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸北部 震度5弱から5強程度
宮城県南部 震度5弱から5強程度
福島県浜通り 震度5弱から5強程度
福島県中通り 震度4 から5弱程度
山形県最上 震度4 から5弱程度
岩手県内陸北部 震度4 から5弱程度
山形県村山 震度4 から5弱程度
秋田県内陸南部 震度4 から5弱程度
茨城県北部 震度4 から5弱程度
山形県置賜 震度4 程度
福島県会津 震度4 程度
栃木県北部 震度4 程度
山形県庄内 震度4 程度
秋田県沿岸南部 震度4 程度
青森県三八上北 震度4 程度
栃木県南部 震度4 程度
新潟県下越 震度4 程度
茨城県南部 震度4 程度
秋田県沿岸北部 震度4 程度
秋田県内陸北部 震度4 程度
千葉県北東部 震度4 程度
千葉県北西部 震度4 程度
新潟県中越 震度4 程度
埼玉県北部 震度4 程度
埼玉県南部 震度4 程度
東京都23区 震度4 程度
神奈川県東部 震度4 程度
青森県津軽南部 震度3 から4 程度
青森県津軽北部 震度3 から4 程度
群馬県北部 震度3 から4 程度
群馬県南部 震度3 から4 程度
青森県下北 震度3 から4 程度
千葉県南部 震度3 から4 程度
新潟県佐渡 震度3 から4 程度
新潟県上越 震度3 から4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=
第15報(最終報)
37 03 00 110311144836 C11
9999
地震ID :20110311144640
平成23年 3月11日14時48分36秒
気象庁発表

緊急地震速報(警報)(第15報:最終)

この情報をもって
地震ID:20110311144640の緊急地震速報(警報)の
終了とします。

11日14時46分17秒頃
三陸沖 M8.1程度
北緯38.1度 東経142.9度 深さ10km

<主要動が既に到達したと思われる地域>
宮城県中部 震度5弱から6弱程度
宮城県北部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸南部 震度5弱から5強程度
岩手県内陸南部 震度5弱から5強程度
岩手県沿岸北部 震度5弱から5強程度
宮城県南部 震度5弱から5強程度
福島県浜通り 震度5弱から5強程度
福島県中通り 震度4 から5弱程度
山形県最上 震度4 から5弱程度
岩手県内陸北部 震度4 から5弱程度
山形県村山 震度4 から5弱程度
秋田県内陸南部 震度4 から5弱程度
茨城県北部 震度4 から5弱程度
山形県置賜 震度4 程度
福島県会津 震度4 程度
栃木県北部 震度4 程度
山形県庄内 震度4 程度
秋田県沿岸南部 震度4 程度
青森県三八上北 震度4 程度
栃木県南部 震度4 程度
新潟県下越 震度4 程度
茨城県南部 震度4 程度
秋田県沿岸北部 震度4 程度
秋田県内陸北部 震度4 程度
千葉県北東部 震度4 程度
千葉県北西部 震度4 程度
新潟県中越 震度4 程度
埼玉県北部 震度4 程度
埼玉県南部 震度4 程度
東京都23区 震度4 程度
神奈川県東部 震度4 程度
青森県津軽南部 震度3 から4 程度
青森県津軽北部 震度3 から4 程度
群馬県北部 震度3 から4 程度
群馬県南部 震度3 から4 程度
青森県下北 震度3 から4 程度
千葉県南部 震度3 から4 程度
新潟県佐渡 震度3 から4 程度
新潟県上越 震度3 から4 程度

<警報対象の地域>
宮城県中部 宮城県北部 岩手県沿岸南部 岩手県内陸南部
岩手県沿岸北部 宮城県南部 福島県浜通り 福島県中通り 山形県最上
岩手県内陸北部 山形県村山 秋田県内陸南部

強い揺れに警戒してください。
=

これは、3月11日に発生した複数の地震のなかで最も規模が大きかった地震の記録です。この地震は大変規模が大きく、震源や各地の震度の確定に時間がかかったため、新しい情報が入ってくるたびにどんどん情報が更新され、結局15回も情報が更新されました。
3月11日はこれ以外にも何度も地震が発生しましたが、それぞれの地震について、新しい「緊急地震速報」が発表され、それに対してこのような更新報が配信されているのです。この日はまさに、電文が乱れ飛ぶと言った表現がぴったりだったでしょう。

Twitter botとマルチリンガル対応

さて、twitterの@quake_alertへ話を戻しましょう。

IIJのtwitter投稿プログラム(bot)も、一つの受信者としてIIJのサーバから緊急地震速報の配信を受けて動作しています。インフラは当初社内システムに間借りする形だったのですが、多くの方がこの緊急地震速報に期待されていることがわかったため、より安定した稼働が求められると考え、IIJ GIOのクラウドインフラの中に引っ越しを行っています。

このプログラムは常時プロセスが起動しており、前述の通りIIJの配信サーバと接続を確立した状態で待機しています。そこに、気象庁が発表した情報(電文)が届くと、即座にその内容をtwitterに投稿しているのです。新しい速報が出たかどうかを定期的に確認する「ポーリング」ではなく、配信サーバから「プッシュ」で電文が送られてきて動作するように作られているため、最小限の遅延で即座にtwitterに投稿ができるのです。

ちなみに @quake_alert では先ほどの多数の更新報のうち第1報のみをtwitterへ投稿し、続報は投稿していません。理由は単純で、すべての続報を投稿していると、あまりにも投稿量が多くなりTLが見にくくなるからです。(その前にAPI limitを越えてしまうかもしれません) twitterで @quake_alert に寄せられた@を見ていると「投稿はとても早いが精度がいまいち」という指摘を頂いていることもありますが、このような理由によるものです。

そんな感じて運用していたtwitter 緊急地震速報 botですが、ある日社内から一つの指摘がありました。

IIJ技術研究所の宇夫さん曰く「緊急地震速報を配信するメディアはいくつかあるが、ほとんどが日本語で配信されている。日本語以外を母語にする人が参照できる速報がない」と。日本への滞在期間が短い人は地震という現象に不慣れです。さらに、言葉の壁による情報不足が重なると、不安もより大きくなるのでしょう。そこで、日本語版以外の緊急地震速報が必要だという議論になったのですが、ここで一つの課題が持ち上がりました。

気象庁から配信される緊急地震速報の電文(特定の形式で整形された情報)には、「日本語デコード電文」と「コード電文」の2種類があります。この二つは基本的に同じ内容を示しているのですが、その表現方法が違います。
先ほど更新報の例として挙げたものは「日本語デコード電文」です。これに対する「コード電文」を以下に紹介します。(第15報分のみ)

※クリックで電文が展開表示されます

コード電文(前の例の最終報に当たるもの)
37 03 00 110311144836 C11
110311144617
ND20110311144640 NCN915 JD////////////// JN///
288 N381 E1429 010 81 6- RK66544 RT11/// RC0////
EBI 222 S6-5- ////// 11 220 S5+5- ////// 11 211 S5+5- ////// 11
213 S5+5- ////// 11 210 S5+5- ////// 11 221 S5+5- ////// 11
251 S5+5- ////// 11 250 S5-04 ////// 11 241 S5-04 ////// 11
212 S5-04 ////// 11 242 S5-04 ////// 11 233 S5-04 ////// 11
300 S5-04 ////// 01 243 S0404 ////// 01 252 S0404 ////// 01
310 S0404 ////// 01 240 S0404 ////// 01 231 S0404 ////// 01
202 S0404 ////// 01 311 S0404 ////// 01 372 S0404 ////// 01
301 S0404 ////// 01 230 S0404 ////// 01 232 S0404 ////// 01
340 S0404 ////// 01 341 S0404 ////// 01 371 S0404 ////// 01
330 S0404 ////// 01 331 S0404 ////// 01 350 S0404 ////// 01
360 S0404 ////// 01 201 S0403 ////// 01 200 S0403 ////// 01
320 S0403 ////// 01 321 S0403 ////// 01 203 S0403 ////// 01
342 S0403 ////// 01 375 S0403 ////// 01 370 S0403 ////// 01
9999=

「日本語デコード電文」では、地震に関する情報がそのまま日本語で記載されていましたが、「コード電文」ではそれが数字と記号で表されています。3

最初に稼働開始した日本語bot @quake_alert は、コード電文ではなく日本語デコード電文の日本語部分をほぼそのままtwitterに投稿するという仕組みでした。地震発生後に急遽用意したプログラムのため、できるだけ簡単な仕組みと言うことでこのような方式を取ったのです。しかし、このため日本語以外の言語で速報を提供することが困難になってしまいました。やってみるとわかりますが、Google Translate APIのような簡易な機械翻訳では十分な品質の翻訳を得ることができませんし、ましてやtwitterに投稿するために140文字に押さえるのはきわめて困難です。また、「○○沖」や「▲▲近海」と言った表現は、日本の地名に馴染みがないとすぐには反応できません。

そこで、日本語デコード電文ではなくコード電文を元に英文を組み立てる事になったのですが、IIJは緊急地震速報の配信は行っていても、それを解釈するアプリケーションは作っておりません。(IIJグループ会社のNetCareから、市販の緊急地震速報表示端末をパッケージにしたサービスEqCareが提供されています)

無いなら作ろう、ということでコード電文を扱うためのPythonライブラリと、地名の翻訳データベースを作成しました。そして、日本語版の@quak_alertとは全く独立したTwitter botとして開発が進められました。
緊急地震速報には日本全国の地名が含まれていますが、コード電文を解釈しただけではその地名をどのように表現するかは解りません。解釈した結果を、各言語の速報にする為には、緊急地震速報に含まれる可能性があるすべての地点の「各言語毎」の翻訳した地名が必要になります。気象庁から入手した地名表を見ながら、手作業で今回対応している「英語」「フランス語」「韓国語」の地名データベースを作成したそうです。これらの作業はIIJ技術研究所の宇夫さんが中心になって進めました。4

このような取り組みにより、英語版@quake_alert_enとフランス語版@quake_alert_fr、韓国語版@quake_alert_krで緊急地震速報を発信することが可能になったのです。さらに、これらのアカウントでは、地震発生地の地名と合わせて、Google map APIにより震源地付近の地図を示すことで、日本の地名に馴染みがない方にもわかりやすい情報を提供するという工夫も凝らされています。

IIJが提供する緊急地震速報Twitter botの裏側は、こんな様子だったのでした。

自分でアプリを作ってみる?

さて、この記事を読んだ方の中には、自分で提供するサービスやアプリに緊急地震速報の機能を組み込みたいと考えた方もいらっしゃるのではないかと思います。そういう動き、歓迎です。

配信の仕組みはご覧のとおりです。速報利用者側でIIJからの配信を受け付けるサーバを準備して頂ければ、そこに向けて配信を行います。多数のクライアントがあるようなシステムに向けた再配信をして頂いてもかまいません。

電文の配信は「IIJ緊急地震速報配信サービス」の案内にあるとおり、IIJの法人向けインターネット接続サービスをご利用の方であれば無料です。フレッツ回線だと可用性の点で悩ましい点もありますが、配信自体は可能です。ただ、最近のご時世、自社や自宅にサーバを置くのではなくて、クラウド上に受信サーバを置きたいというご要望もあるかと思います。えー、現時点で公式な案内はないのですが、ご相談頂ければ対応可能だと思います。5IIJの営業経由で相談してもらっても良いのですが、いきなり営業は気が引ける、ということでしたら、私に直接言って頂いてもかまいません。たとえばサンプルプログラムや地名データベースの提供など、諸々お話しできると思います。

なにか有効な活用方法を考えていらっしゃる方は、一度ご連絡をください。

お断り

緊急地震速報は、その性質上いくつかの限界があります。

  • 震源に近いところでは、情報の提供が大きな揺れの到達に間に合わないことがあります。
  • 推定震度、到達予想時刻の精度に誤差があります。
  • 事故、落雷、機器の障害などにより、誤報を発表する可能性があります
  • 複数の地震が発生した場合に、的確な情報を発表できないことがあります。

また、twitterへの投稿は、twitterの特性上即時に情報が到達することを保証できません。

これらの限界をご了承の上、ご利用頂きますようお願いいたします。

関連サービス

  1. インターネットVPNではなく、専用の回線を敷設するタイプ []
  2. ここでは、IIJが再配信している「高度利用者向けの緊急地震速報」について解説しています。「一般向け緊急地震速報」については一部異なる部分があります。 []
  3. 日本語デコード電文・コード電文とも、「配信資料に関する技術情報(地震火山編)第216号」という仕様に基づいています。 []
  4. 技術研究所には英語・フランス語・韓国語を母語とする研究者も在籍しています []
  5. IIJ GIO以外のクラウドでも、技術的に可能なら検討します []

2 thoughts on “緊急地震速報とtwitter bot

  1. 日本語の @quake_alert にも位置情報が付くとさらにうれしいなぁ…。

  2. tssさん
    ご意見ありがとうございます。
    担当者も「考える」と言っておりますので、少しお待ちくださいませ。

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