IIJ Technical WEEK 2011レポート: 予告&プログラム・1日目・2日目3日目

本日のテーマは「Cloud Computing」

今年のIIJ Technical WEEK 2011。初日はCloud Conputingというテーマで5つのセッションが開催されました。クラウド関連の中でも比較的ソフトウェア/プログラミング寄りのセッションが集まっており、最初のセッションからJavaのサンプルコードを示しつつREST APIの説明が始まり、Haskellのセッションではプログラミング言語の内部の話まで踏み込むなど、初日だしから随分濃い内容だったように思います。とはいえ、ご来場の皆様もさすがで、濃い発表に具体的な質問で切り込んで行かれていたのが印象的でした。

それでは以下、当日の一言レポートと発表資料をご覧下さい。

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IIJ Technical WEEK 2011 速報します!

REST API型クラウドストレージサービス「FV/S」の自社への実装

株式会社インターネットイニシアティブ
プラットフォームサービス部 プラットフォーム開発課 飯田拓哉
発表資料

最初のセッションは、IIJ GIOストレージサービス FV/Sとして提供中の、REST API型ストレージサービスの紹介です。FV/SではAmazon S3相当のAPIセットが提供されており、同種のサービスを既に使ってみたことある方には「ぴん」と来るところがあると思いますが、そういったサービスを使ったことがない方には少々イメージが湧きにくいようです。本セッションでは、具体的にサンプルプログラムを提示しながらFV/Sのインフラにアクセスする方法をご紹介しました。


Ruby PaaS「MOGOK」を支える要素技術

株式会社インターネットイニシアティブ
プラットフォームサービス部 プラットフォーム開発課 課長 藤原秀一

9月に松江で開催されたRubyWorld Conference 2011での発表以降、Ruby界を中心に俄に注目を集めている国産Ruby PaaSMOGOKがどのような技術をつかって開発されているのかを紹介するセッションです。MOGOKはもちろんIIJ GIOのインフラの上で稼働しているのですが、仮想サーバがそのままPaaSの基盤として使えるわけではありません。マルチテナント型のPaaSを作るために、リソースや権限の分割をどのように行っていくのか、その手法が紹介されました。いくつかMOGOKのためにIIJで開発したミドルウェアもあり、そちらにも興味が集まっていたようですね。


IIJの分散処理プラットフォーム「dplat」について

株式会社インターネットイニシアティブ
プラットフォームサービス部 プラットフォーム開発課 前橋孝広
発表資料

いままで、IIJが独自に開発した分散データ処理技術dddについて何度かご紹介する機会がありました。今回は、このdddを用いて構成され、IIJの各部門・サービスで使われている分散処理プラットフォームdplatについてのセッションです。dddを使ってどのようにプラットフォームを構築したか、そしてそれをどのようにサービスに利用しているかも紹介しています。「コンテナ型DCでdddを使ってみる」というお話しもありますよ。


マルチコア時代のサーバプログラミングとHaskell

株式会社IIJイノベーションインスティテュート
技術研究所 主幹研究員 山本和彦
発表資料

一転して、今度はIIJ技術研究所から、最近話題のプログラミング言語「Haskell」についての話題です。と言っても単純にHaskellの紹介をするわけではなく、高負荷(大量のコネクション)なネットワークサーバに適用するという前提で、どのような仕組みがより効率的なのかを分類、解説しながらHaskellが「実用的な性能を出せる」ことを紹介していました。


Cloudbusting Machine (CBM)

株式会社IIJイノベーションインスティテュート
チーフ・アーキテクト 藤田昭人
発表資料

本日最後のセッションは、ちょっと先を見た取り組みについての紹介です。最近RDBMS(SQLデータベース)に対する別の選択肢として注目を集めているNoSQL系の技術ですが、様々な実装があり場合によって使い分けられている状態です。それらのNoSQL/KVSに対して統一したインターフェースを提供する事ができるかどうか、という思索をご紹介しました。


当日の模様

togetterにて、twitter上の関連する発言をまとめています。

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