IIJではいろいろな開発プロジェクトが走っています。もちろんサービスとしてお客様に提供する為のシステムの開発も行っていますが、中には社内コミュニケーションの活性化のための、社内で利用するためのシステムの開発なんて言うプロジェクトも走っています。
そんなプロジェクトの一つに「HOTATE」があります。このHOTATEプロジェクトがどんな風に進められているのか、そんな話しを今年の7月に開催された、Developers [Social Enterprise] Summit 2012で発表させて頂きました。
今回のてくろぐは、その発表の模様をご紹介しようと思います。以下レポートは開発&発表した本人の原島の執筆でお送りします。
俺たちの4tate~デブサミレポート
去る7/27に夏のDevelopers Summit(以下夏サミ)で、講演を行いました。
お話の中心となるプロジェクトの名前はHOTATE1で、IIJ管理本部事業基盤システム部業務システム課の原島、プロダクト本部アプリケーション開発部応用開発課の岩永の二人の登壇です。
高度な技術の話でもなく、プロダクトの紹介でもなく、「エンジニアが頑張った」というだけの、一風変わった内容となりました。
講演するまでの道のり
HOTATEは、IIJの社内コミュニケーションを促進し、イノベーションを起こすことを目指した自社システムの開発プロジェクトです。そのコンセプトが今回の夏サミのテーマ「ソーシャルメディア」とマッチして講演が決まったわけですが、自社システム開発のプロジェクトをネタにして、参加者にプラスになるような話ができるのかと、当初は悩みました。
そんな中、主催者の方からの「参加者はディベロッパーの生き様の話が好き」という言葉に勇気をいただき、今回の内容を決めました。同じような立場のディベロッパーが聞いて、共感でき、元気が出るものを目指したいと思ったのです。
色んな方々にアドバイスをいただきながら、少しでも良いものにすべく、講演前一週間はひたすらリハーサルを行いました。
講演を終えての感想
講演までは「本当にこの内容で良いのか」と不安になったこともありましたが、終わってみればアンケートの結果は上々。IIJの見方が変わったとか、同じような立場で参考になったとか、好意的なご意見も多くいただき、本当にほっとしました。
色々と無謀な講演を応援してくださった関係者の方々には本当に感謝しています。
HOTATEプロジェクトの今後の展開
システム開発としてのHOTATEは概ね終了し、現在社内で試運転中です。
ただ、社内コミュニケーションを促進し、イノベーションを起こすためには、どんどんユーザを増やし、継続的に使ってもらう必要があります。システムの宣伝、フィードバックの収集、HOTATEを通した勉強会の開催を行いながら、より多くの人たちに楽しく使ってもらえるよう、これからも試行錯誤を続けていく予定です。
最後に
先日の夏サミの中でもお伝えさせていただいたのですが、8/25(土)にソフトウェア開発者を対象とした中途採用セミナーを実施します。今回のセミナーは、IIJでのソフトウェア開発の魅力や実際の取り組みについて紹介する予定です。
夏サミに参加された方はもちろん、参加されていない方もIIJのソフトウェア開発に興味がある方はぜひとも奮ってご参加ください!
ということで、プレゼン資料中にもありましたが、デブサミの開催から2週間だけ限定で、HOTATEを一般公開していました。残念ながら現在は撤収しているため、みなさんにHOTATEの実物をご覧頂くことができません。せめてもの代りと言うことで、デブサミの発表で使用したHOTATEの紹介ビデオを張っておきます。原島&岩永が作ったのがどんなものか、雰囲気をご覧下さい。(なお、音声はありません)
- ちなみにHOTATEというプロジェクト名は、去年、4tateという呼称のもと、DevLOVEコミュニティを中心に掲げられた宣言「未来のために私たちの帆を立てよう」に感銘を受けた先輩がつけたものです。 [↩]