本年もどうぞよろしくお願いします

昨年に一つ目の記事をポストしてから間が空いてしまいました。前回のは元々自己紹介ついでに書いたネタだったのですが、思った以上にお楽しみ頂けたようでびっくりしています。いくつか感想は拝見しましたが、Twitterで「文章が軽妙」と書いていただけたのが、実は一番嬉しかったり。この調子で頑張って将来デイリーポータルZで記事をかけるようになりたいと思います。しかしまあ、嬉しい反面自分でもずいぶんプレッシャーを感じています。あんなテンション毎回は続かないですからね!がっかりしないでね!

「IIJ.news」

さて、今回はぐっとおとなしい話題で、IIJが定期的に発行している広報誌の紹介をしてみようと思います。

iij.news 1998.08
初期の号は目次も無かったので、コラムが始まった号の目次を。
まず、一つ目は、IIJの新サービスのお知らせや、関連するコラムが掲載されている「IIJ.news」。現時点での最新号は2010年11月に発行されたVol.100。切りがいいですね!
現在は大体隔月ペースで冊子の形態で発行しているIIJ.newsですが、IIJのWebサイトにもバックナンバーは2001年以降のものしかなく、第1号がどんな形態だったのかは私も知りません。ということで、広報部の同期に資料を調べてもらったところ、こんなのが出てきました。

この号からオフセ本になった
はい、正直想定外です。iij.news第1号は1998年1月に、当時のIIJ専用線IP接続ご契約者様向けに、回線のトラフィックグラフに同封してお送りしていました。内容は発行日近辺のプレスリリースをまとめたもので、コピーしたものをホッチキスで綴じてあります。
その後の変遷を見ると、1998年8月からコラムの掲載が開始。ぱらぱらといくつか読んでみましたが、インターネットに関係あったりなかったりする話がぽろぽろと綴られています。そして1999年7月発行のVol.18より現在の形式に似た、冊子形態になって再出発?と言うことのようです。

最近のIIJ.newsは、ゲストの方を招いた読み物的な記事や、特定の技術についての特集が多いですね。2010年の発行分を見ると、クラウド関係(GIOやコンテナDC)の話を取り上げていました。

ところで、このエントリを書くに当たりバックナンバーをつらつら眺めていて「おっ」と思ったのが、Vol.94(2009年10月発行)の【鼎談】コンテンツの価値を高める映像配信を目指してという記事。何気ないタイトルですが、Microsoft SilverlightとAdobe Flashの双方のエバンジェリストをお招きして、お互いのいいところを聞いてみるとかやってます。これは、IIJの配信サービスがSilverlight・Flashの両方に対応しているためですが、まあ、直接対決ですね?このときは和やかに終わったようですが、もし機会があればHTML5陣営に方にも参戦していただいて、三つどもえのバトルを聞いてみたいものです。(誰かHTML5ポジションで参戦しません?)

実はもう一つあるんですが……

ということで、IIJ.newsのお話でした。
ところで、お気づきかもしれませんが、この「iij.news」というタイトル、NetNewsのニュースグループ名を意識しての名付けだそうです。残念ながら現在では話題に上ることも少なくなったNetNewsですが、98年頃はまだまだ現役で活躍していましたものね。(fj.*とかtnn.*とか)
なので、当初はタイトルの”iij”は小文字だったのですが(ニュースグループ名は一般的に小文字)、2回目のリニューアルの時に大文字の”IIJ”に変更してしまい、名付け親からクレームがついたとか何とか。超小ネタですね。

なんだか年頭から過去の振り返り記事になってしまいました。あんまり昔の話ばかりするつもりもないのですが、今回掘り返された第1号がちょっと衝撃だったもので、つい。ちなみに、IIJはもう一つの定期刊行物として、IIR(Internet Infrastructure Review)というのを出しています。こちらは明日か明後日にでも記事をまとめてみようと思います。

本日の関連コンテンツ


Comments are closed.