SMSに対応します

本日プレスリリースで発表致しましたとおり、10月よりIIJmio高速モバイル/DのサービスがSMSに対応します。プレスリリースでも簡単に触れていますが、今回の記事ではSMS対応がいったいどうして嬉しいのか、改めてご紹介いたします。

SMSに対応すると何が嬉しいのか?

SMS(ショートメッセージサービス)は、その名の通り携帯電話で全角70文字程度の短い文章を送信できる機能です。ですが、SMSはメッセージを一通送信する毎に送信料がかかるため、無料で送信できるメールサービスが普及した日本ではそれほど使われていませんでした。

ではなぜ、IIJmioでSMSに対応するのか。実はSMS対応には単なるメールサービス以上のメリットがあるためです。

メリット1. SNSサービスの会員登録に使えるようになる

最近のSNSサービス(LINEや、GREE、mobageなど)では、会員登録を行う際の身元確認の一環として、SMSを利用しています。SMSが届くスマホを持っていること、SMSの送り先の電話番号が別の会員と重複していないこと、などを確認するためです。

ところが、従来のIIJmio高速モバイル/Dでは、SNSサービスからのSMSを受け取ることできなかったため、会員登録ができなかったり、別の手段で身元確認を行う1必要があったのです。IIJmioがSMSに対応することで、IIJmioの契約だけで、これらのサービスを登録することが可能になりました。

メリット2. セルスタンバイ問題が解決できる

IIJmio高速モバイル/Dを始めとした、データ通信専用のMVNOをスマートフォンで利用すると、機種によっては「アンテナピクトが表示されない」「バッテリーの消費が激しい(セルスタンバイ問題)」という問題が発生することが知られています。これは以前このblogでもご紹介しました。

上記の記事でも紹介したとおり、この現象は「データ通信専用MVNOではPS domainのみにRegistrationできる」(CS domainにRegistrationできない)ことが原因だと推測されています。

ところで、SMSはCS domainを使うサービスです。つまり、SMS対応にしているということは、CS domainにRegistrationできるということであり、前述のアンテナピクト問題・セルスタンバイ問題の発生条件を回避できると言うことなのです。実際に、SMSに対応したテスト用のSIMカードを作成して今まで問題が発生していた機種で実験してみると、アンテナピクトも表示され、バッテリーの消費も改善しているように見うけられます。2

これは、SMSの本来の機能とは何ら関係の無い事象です。どちらかと言えば、携帯網側(SMS対応)ではなく、端末側の修正で問題が改善されることが望ましいのですが、すでに発売済みの端末で修正が行われることは期待できないため、現実的な回避策として検討の価値があると考えています。

メリット3. iPhone、iPadの通信環境が改善される

いままでこのblogでも「iPhoneの新機種や、新しいiOSで端末の挙動が変ってしまった」という事をご紹介してきました。その中には残念な変化もあったのですが、SMS対応のSIMを使うことで、いくつかの問題が解決できることを確認しています。

  • アンテナピクトが表示されなかったiPhoneでも、ピクトが表示されるようになる (参考)
  • iPhone 4・iPad 2とiOS 7の組み合わせで利用できなかった、3G通信が行えるようになる。また、プッシュ通知が利用できるようになる (参考)
  • iPhone 4・iPhone 3GS・iPad 2とiOS 6.1の組み合わせで利用できなかったプッシュ通知が利用できるようになる (参考)

これも、SMS本来の機能とは関係がありません。iOS内部の動作までは確認できていませんが、おそらくCS domainにregistrationできるようになったことが関係していると思われます。

今すぐSMSを使いたい皆様へ

いささか「ショートメッセージサービス」本来の意義からは離れた部分もありますが、データ通信専用MVNOサービス特有の問題を回避できるというのは大きな利点です。ご要望を頂いていた皆様、お待たせいたしました。

ところが、大変恐縮なのですが、現在IIJmio高速モバイル/Dをご利用中の皆様にそのままSMS機能をご提供するというわけには行きませんでした。

というのも、従来IIJmioで提供していたSMS非対応のSIMと、今回追加したSMS対応のSIMは、IIJとdocomo3との間の契約が異なるため、従来のSIMにSMS機能を追加することができないのです。お手数ですが、現在mioをご利用の方で、SMS対応が必要な方はSIMカードの交換手続きを行って頂きますようお願いいたします。交換は、IIJmioのWebからお申し込み頂き、宅配便で新しいSIMカードをお送りする形になります。この時に同時にSIMのサイズ(標準, micro, nano)の変更もできますので、新しい端末で使われる場合は一緒にお申し込み下さい。

本日のプレスリリースについて

ライトスタートプラン及びファミリーシェアプランの月額料金値下げ

すでにご利用中のお客様も、自動的に値下げが適用されます。お手続きは不要です。

IIJmioウェルカムパック for イオン・BIC SIMをご購入の方も、対象となります。

SMS対応SIMへの交換

SIM交換をご希望される方は、IIJmioからのご案内を参照の上、Webからお申し込みをお願いします。交換の際にはSIM交換手数料2,100円(税込)を申し受けます。SIMを交換された場合、SMSオプションの月額費用、及びSMS送信費用(受信は無料)が必要になります。

なお、SMS対応SIMはすべてのプラン(ミニマムスタート・ライトスタート・ファミリーシェア)でご利用頂けます。IIJmioウェルカムパック for イオン・BIC SIMをご購入の方も、SIMを交換することでSMSが利用可能になります。

SMS機能を利用されない方は現在のSIMをそのままご利用頂けます。(費用も現状通りです)

店頭販売のSIMパッケージについて

店頭販売のSIMパッケージ(IIJmioウェルカムパック)は「SMS対応版」の提供を予定しています。従来のパッケージも併売いたします。なお、従来のパッケージでIIJmioに登録され、SMS機能をご利用頂く場合は、SIMの交換が必要になります。

SMS対応SIMとMNPについて

IIJmio高速モバイル/DサービスはSMS対応・非対応いずれのSIMもMNP(モバイルナンバーポータビリティー)対象外です。

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  1. 例えば、LINEでは、Facebookアカウントがあれば、会員登録が可能でした []
  2. バッテリーの消費はその場所の電波状況やアプリの動作など様々な原因があるため、なかなか「こうだ」と断言しにくいのです。ただ、「圏外時間100%」の表示が改善することは確認できました。 []
  3. IIJはdocomoから携帯通信網を借り受けてサービスを提供しています []

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